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【受賞報告】ソーラーサーキット交流会で「技術協力賞」— 木材乾燥室に大開口フレームを採用(群馬・沼田の建徳)

群馬県沼田市で高気密・高断熱の家づくりに取り組む建徳です。先日参加した 「ソーラーサーキットの家 交流会」にて、当社が 「技術協力賞」をいただきました。評価ポイントは、以前ブログで紹介した 「木材乾燥室への大開口フレーム採用」という、性能と工夫を両立させた取り組みです。

第1部:セミナーで得た学び(群馬の気候と住宅性能)

セミナーでは、これからのSNS戦略やソーラーサーキット(外断熱+二重通気)の最新事例がありました。

ソーラーサーキット工法では地域の 気候条件に合わせた温湿度コントロールがテーマに。

湿度が多い沖縄県でもソーラーサーキット工法が採用され検証したとの事。

本来2重通気工法の大天敵である湿気。ソーラーサーキット工法では難しいのでと思っていましたが、「科学で願いをかなえる会社」は違います。(親会社)

湿気を抑える新たな技術が導入されていました。

年々湿度が高くなる日本。数十年前の沖縄の気候が今の東京都だそうです。

これは群馬でも同じですので今後はこの新技術を弊社も採用していきます。

内陸で寒暖差が大きく、 夏の排熱・冬の保温の切り替えを軸に設計し、湿度を抑制し新ソーラーサーキット。

建徳でもC値0.3前後の気密測定高断熱設計、そして 高耐震・高耐久を基本とし、数値と体感の両面から最適解を探っていきます。

第2部:授賞式で「技術協力賞」— 木材乾燥室×大開口フレームの意味

受賞対象は、過去記事「木材乾燥室に大開口フレームを採用」で触れた取り組み。乾燥室は安定した品質の木材を確保するために欠かせませんが、 メンテ性・可搬性・安全性の観点から「大きく開く、でも剛性は落とさない」設計が必要でした。

  • 大開口でもたわみと応力を制御:フレーム形状・接合・補剛を最適化
  • 現場運用のしやすさ:人と材料の動線、点検性を確保
  • 耐久・防蟻の両立:乾燥管理+エコボロンの防蟻で総合的に劣化因子を低減

結果として、「開口部の利便性」と「構造安全性」を同時に満たす実装ができ、評価をいただきました。建築本体の性能だけでなく、素材の品質管理〜施工〜運用まで 一気通貫で見直すことが、住まいの寿命を伸ばす近道だと考えています。

懇親会:仲間の熱量で再確認

懇親会では、全国の工務店さんと「どう伝えるか」「地域らしさをどう活かすか」を語り合いました。 数字や構造だけでなく、暮らしの実感まで含めて届けること。建徳が大切にしている姿勢を、もっと磨いていきます。

群馬・沼田で「性能と真心」の家づくりを

受賞は、毎日現場を支える社員大工・協力会社、そして私たちを信頼してくださるお施主さまのおかげです。 これからも高気密・高断熱・耐震等級3(許容応力度計算)の標準を守りつつ、見えないところに手間をかける建徳らしい家づくりを続けます。

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※ お家造りで迷子のあなた、是非ともご相談ください。

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よくある質問(群馬・沼田の家づくり)

Q. ソーラーサーキットは群馬の気候に合いますか?

A. 内陸で寒暖差の大きい群馬では、夏の排熱・冬の保温に優れた二重通気+外断熱の考え方が有効です。建徳では気密測定・断熱設計・通気経路の最適化を前提にご提案します。

Q. C値(気密性能)はどのくらいを目標にしていますか?

A. 目安としてC値0.5前後を目標にしていますが、実際は0.3前後が多いです。実測と再施工で精度を高め、温度ムラや結露リスクの低減につなげます。

Q. 防蟻(シロアリ対策)は何を使っていますか?

A. 主に建物内はエコボロンPROのホウ酸系を採用。防腐効果もあるので長期の耐久性向上を図ります。

外周面ではアルトリセット200SCは散布し、内と外のwバリアを基本仕様としています。

Q. 見学や相談はできますか?

A. 予約制で相談会を行っています。こちらのフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事は、群馬県沼田市の工務店「建徳」がお届けしました。
私たちは、社員大工が責任を持ってつくる「耐震・断熱・防蟻」性能の家づくりを行っています。

2025/11/05  | ブログ,日記